Macを長期間使用しているとデスクトップの増加やストレージ不足、表示速度の低下、古いシステムファイルの放置など、見えない部分で問題が蓄積されているのを知っていますか。
実は、Macには定期的なクリーンアップが必要であり、内部容量が満たされてしまうとパフォーマンスが大きく低下します。
この記事では、Macをクリーンアップする方法を詳しく解説します。見た目だけでなく、内部的にPC内をきれいにすることによって、動作が早くなりストレスから解放されます。
MacのPC内で容量を消費する主なファイル
Macのクリーンアップが必要な時、容量を圧迫しているのは主に不要なファイルです。ここでは、容量を消費する主なファイルを紹介します。
- 大容量ファイル
- 古いシステムファイル
- アプリ削除後に使用しないファイル
- 写真や動画ファイル
- ゴミ箱内のファイル
- 古いメールファイル
この中でも大容量ファイルと古いシステムファイルはどうしても容量を圧迫します。日頃から不要ファイルを削除して動作の妨げになる大元を防いでいれば、クリーンアップする頻度は少なくなることを覚えておきましょう。
主に容量を消費しているのは上記のファイルなので、使用していないファイルを見つけたらできる限りその場で削除するよう心がけてください。
Macをクリーンアップする7つの方法
Macをクリーンアップする7つの方法を解説します。
- ストレージを最適化する
- ゴミ箱を整理する
- 不要なアプリを削除する
- ダウンロードフォルダを整理する
- キャッシュを消去する
- バックアップファイルを整理する
- DMCファイルを整理する
単純な作業だけで容量を圧迫しているファイルを削減できるので、本記事を参考にしながら実践してみましょう。
ストレージを最適化する
Macをクリーンアップする際、1番最初に実行してもらいたいのがストレージの最適化です。Macは購入後ファイルが蓄積されていき、いつの間にかストレージスペースを圧迫していることが多くあります。
そのため、最初からPCに備わっている最適化ツールを使用することによって、ストレージを解放しMacのクリーンアップが可能です。
ストレージの最適化ツールは、「システム設定」→「一般」→「ストレージ」から実行できます。手順に従いながらスペースの最適化を行いましょう。
ゴミ箱を整理する
不要なファイルを削除しても、ゴミ箱に入ったままではストレージを圧迫し続ける要因の1つとなっています。ゴミ箱に入っている不要なファイルは完全に削除を行い、PCのストレージを解放してあげなければなりません。
ゴミ箱を空にするのは手動と自動の操作で完了できます。手動操作なら、ゴミ箱を開きアイコンをクリックすることで空になります。自動操作の場合は、「システム設定」→「一般」→「ストレージ」から自動削除をオンにすると可能です。
不要なアプリを削除する
プリインストールされていた不要なアプリや新たにダウンロード下にもかかわらず使用しない不要アプリは、積極的に削除してストレージ容量を空けるのがおすすめです。
不要なアプリを削除する場合、手動操作で1つ1つを削除していく方法がありますが、クリーンアップソフトを使用すると簡単に実行できます。
ダウンロードフォルダを整理する
Macを普段から使い続けていると知らず知らずのうちにダウンロードしたファイルが貯まっていくものです。貯まったダウンロードファイルを削除しなければ、だんだんと容量を食いつぶしてしまうため定期的な削除が必要です。
ダウンロードファイルの削除はFinderから簡単に行えます。不要なファイルや時間の経過したファイルを選択して削除しましょう。
キャッシュを消去する
ウェブサイトに快適にアクセスするために使用されるキャッシュは、Macを使い続けていると知らず知らずのうちに膨大なファイルとなっています。キャッシュを消去することで、蓄積された容量を解放しクリーンアップできます。
キャッシュの削除方法は、使用しているブラウザによって異なります。ほとんどのブラウザは設定ページや詳細ページから削除できるようになっているので、お使いのブラウザに合わせた方法で削除してください。
バックアップファイルを整理する
ファイルのバックアップは万一の事態に備えて有効な手段です。しかし、バックアップファイルをいくつも保管しているとストレージの容量を満たしてしまい処理速度の低下に繋がります。
バックアップファイルにはさまざまな種類がありますが、最もストレージを圧迫しやすいのはiOSのバックアップファイルです。
OSのバックアップファイルは膨大な容量になりやすいばかりか、知らず知らずのうちに生成されています。最新のファイルは残す必要がありますが、古いファイルは根こそぎ削除して容量を確保しましょう。
DMCファイルを整理する
DMCファイル（ディスクイメージファイル）はディスクやフォルダの内容を圧縮コピーしたファイルです。MacではこのDMCファイルによってストレージが圧迫されていることもしばしばあるため、定期的な削除が必要となります。
DMCファイルを削除するには、Finderを開き検索バーで「.dmg」と入力します。するとMac内に保存されているファイルが抽出できるので、削除を行いクリーンアップしてください。
Macのクリーンアップにはソフトの利用もおすすめ
Macのクリーンアップは手動操作でも行うことができますが、忘れてしまいがちな作業の1つです。実際、定期的なクリーンアップを行っているユーザーは少なく、処理速度の低下を招いているケースが多くあります。
そのため、定期的なクリーンアップを自動、またはワンクリックで実施してくれるソフトの導入を検討するのがおすすめです。
例えば、CleanMyMac XはPC内で使用されているファイルを削除し、瞬時にストレージを解放してくれるオールインワンのソフトです。
お使いのMacを長く使い続けるためにも、メンテナンスを実行してくれるソフトの存在は大きいでしょう。
まとめ｜Mac をクリーンアップする方法
この記事では、Macのストレージを解放するためのいくつかのヒントを解説しました。Macは非常にスペックの高いPCである一方、定期的なメンテナンス・クリーンアップを行わなければ動作不良となる可能性があります。
今回紹介したクリーンアップの方法はどれも手作業で行うことができますが、定期的に行うには忘れがちな作業です。ストレージ問題を簡単に解決したい場合は、ソフトの導入も視野に入れMacを快適に使用できる環境を整えましょう。