就労支援

障害者が在宅ワークをする際のメリット・デメリット【体験談】

この記事では『障害者が在宅ワークをする際のメリットやデメリット』について紹介する。

僕自身が障害者であり、在宅ワークを経験したことがあるため、今回この記事の執筆に至った。

記事を通して、在宅ワーク時に味わった”メリット”や”デメリット”をわかりやすくお伝えできればと思っている。

どうか最後までお付き合い願えたら光栄だ。

障害者の在宅ワークとは

障害者の在宅ワークのメリットやデメリットを紹介する前に、あなたと僕の認識を揃えるという意味でも在宅ワークについて少し紹介する。

在宅ワークとはその名の通り、在宅で仕事をこなし、給料、または報酬をもらうことだ。

障害者の在宅ワークには、主に下記の2パターンある。

1.フリーランス(個人事業主)として仕事を引き受ける

2.企業に勤めながら在宅で仕事をこなす

ちなみに僕の場合は、企業に勤めながらではなく、フリーランスとして仕事を受けて報酬を頂いていた。

障害者が在宅でワークするメリット

さてこのトピックでは、障害者が在宅でワークする際のメリットについて紹介する。

会社へ出社する必要がない

障害者が在宅でワークする際には、会社へ出社する必要がない。

僕自身の実体験を踏まえ考えると、在宅ワークの最も突出すべきメリットは会社に出社せず、自分のペースで仕事ができることだった。

会社に通勤して仕事をこなしていた時は、どうしても朝の出勤が憂鬱だった。

満員電車に1時間以上揺られながら、勤務先に向かうのは正直地獄の苦しみだ。

しかしながら、地獄の通勤時間を家でリラックスして過ごせるようになったことで、飛躍的に生産性が上がったのだ。

障害者が在宅でワークするデメリット

さてこのトピックでは、障害者が在宅でワークする際のデメリットについて紹介する。

自制心を働かせるのが難しい

確かに、障害者が在宅でワークする際には、会社に出社する必要がないというのはかなりのメリットだ。

しかしながら、それは家、あるいはカフェなどで仕事ができる前提の下成り立っている。

つまり、強制力が働かない環境下でワークすることが難しい場合には、逆に強烈なストレスになってしまう可能性があるので、十分に注意しよう。

障害者が在宅でできる仕事はあるのか

さてこのトピックでは、障害者が在宅でできる仕事があるのかについて紹介する。

結論を言うと、障害者が在宅でできる仕事はある。

さらに、「何か特別なスキルが無ければ、在宅ワークって難しくない?」と思われる方もいるだろう。

もちろん、障害の種類・特性によってはできない仕事もあるだろう。当然特別な専門スキルがあったほうが、できる仕事の幅は広がる。

しかしながら、障害者が在宅ワークをする際、特別なスキルが無くてもできる仕事は結構あるのだ。

障害者が在宅ワークをする際のおすすめ職種

さてこのトピックでは、障害者が在宅ワークをする際のおすすめ職種について紹介する。

結論を言うと、僕がおすすめする職種は以下の2つだ。

・記事の執筆

・データ入力などの軽作業

特別なスキルがいらない記事の執筆

記事の執筆と聞くと「特別なライティング能力が必要なんじゃない?」と思われる方がいるかもしれない。

しかしながら、記事の執筆は未経験でもたくさんの求人がある。

さらに、記事の執筆であれば1記事1,000円〜の募集も沢山あるので、結構お得だ。

熟練を重ねると最速1時間で1記事の執筆ができるようになるだろう。

そうすると、時給1,000円の仕事になるので、十分に生活できるだけの収入を得ることができる。(都会での一人暮らしは難しいかもしれないが…。)

もし記事の執筆に興味のある方がいるのであれば、「ランサーズ」、または「クラウドワークス」とGoogleに打ってもらいたい。

沢山の求人と出会えるだろう。

基礎的なPCスキルでできるデータ入力

基礎的なPCスキルでできるデータ入力の求人も「ランサーズ」、または「クラウドワークス」に掲載されている。

記事執筆と違って基礎的なPCスキル(ExcelやWordなど)が必要となるが、こちらもググりながら学んでいけば問題ないだろう。

記事執筆の場合には「どんな記事を書けば見てもらえるかな」といった知的生産が必要となる。

しかしながら、基礎的なPCスキルでできるデータ入力であれば、決められた内容を入力するだけなので、脳に過度なストレスは無いのだ。

そのため、自分の向き不向きに合わせてベストな選択するのが良いだろう。

障害者が在宅ワークをした事例

さてこのトピックでは、障害者が在宅ワークをした事例について紹介する。

実際に僕が在宅ワークをおこなっていた時の状況を記載する。

年齢:23歳

障害:内部機能障害(身体障害者1級)

仕事の種類:執筆作業

最高月収:10万円〜15万円

状況:会社に出社することが難しかったため、PCを使い在宅で執筆作業をこなす。最初は1日1記事を執筆することで精一杯だったが、3ヶ月も経てば、1日3記事〜5記事の執筆が可能となった。さらに、5ヶ月目には1記事あたりの単価もアップした。

障害者が在宅ワークを探す方法

さてこのトピックでは、障害者が在宅ワークを探す方法について紹介する。

結論を言うと障害者が在宅ワークを探す方法は3つある。

1.「ランサーズ」や「クラウドワークス」を利用

2.ハローワークへの相談

3.就職・転職エージェントへの相談

「ランサーズ」や「クラウドワークス」を利用

先ほども少し触れたが、障害者が在宅ワークを探す方法として「ランサーズ」や「クラウドワークス」のような媒体を活用するのは良い方法だろう。

契約期間も自分でコントロールできるだけでなく、実績にも繋がるのが何よりのメリットだ。

ハローワークを利用

障害者が在宅ワークを探す方法としてハローワークに相談するのも手だろう。

確実に在宅ワークの求人があるとは言えないが、何か助けになる助言が貰える可能性はある。

とりあえずハローワークに相談して損はないだろう。

就職・転職エージェントを利用

障害者が在宅ワークを探す方法として就職・転職エージェントを利用するのも良いだろう。

※)就職・転職エージェントについての詳しい説明はこちら

実はこの記事を執筆するにあたって、障害者の就職や転職をサポートする「ラルゴ高田馬場」へヒアリングをおこなった。

※)ラルゴ高田馬場インタビュー記事はこちら

その際、「在宅ワークでの紹介は難しい一方で、過去に紹介した実績はある」との回答を得たのだ。

もし在宅ワークでの就職を望む場合には一度「ラルゴ高田馬場」へ相談すると良いだろう。

障害者が在宅ワークをする際の注意点

最後に、障害者が在宅ワークをする際の注意点について紹介したい。

障害者が在宅ワークをする際には、人によって向き不向きがある。

そのあたりをしっかり加味して選択して欲しい。

マイペースな人でなければ在宅ワークは難しい

前提としてこれは持論だが、マイペースでなければ在宅ワークは難しいのではないかと思う。

つまり、「他者のやる気に触発されてやる気になる」というタイプの場合、隣に人が居て初めて自分本来のパフォーマンスを発揮できるはずだ。

もしあなたがそういうタイプである場合、もしかしたら在宅ワークは向かないかもしれないので、注意が必要だ。

障害者が在宅ワークをする際のメリット・デメリットまとめ

いかがだっただろうか。
今回は、障害者が在宅ワークをする際のメリットやデメリットについて執筆させて頂いた。

障害者が在宅ワークをする際のメリットととしては、会社へ出社する必要がないということだろう。

一方、デメリットとしては、自制心を働かせるのが難しいという課題もある。

在宅ワークとあなたの相性を吟味した上で、ぜひ意思決定をしてもらいたい。

ABOUT ME

渡邉まさる
先天性内部機能障害 / 身体障害者手帳1級所持 / うつ病の闘病経験 / 青山学院大学在学中にRepeL, Inc.を創業 / 個人ブログはこちら

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