この記事では『身体障害者手帳について』解説する。
このサイトにたどり着いたということは「身体障害者手帳について自分が知りたい情報を集めたいけど、十分に情報が取れるサイトが無い」という課題を抱えているのではないだろうか。
それなら安心して欲しい。
この記事では、身体障害者手帳について重要な情報を網羅して紹介している。
必ずあなたが”イマ”必要としている身体障害者手帳の情報が見つかるはずだ。
それでは、確認していこう。
もくじ
そもそも身体障害者手帳とは
身体障害者手帳とは、身体障害者福祉法が定める「身体上に障害がある者」に対して、都道府県知事や指定都市の市長が交付する手帳のことだ。

(※上記写真の手帳は実際に僕が所有している手帳
手帳を所持していることで、法律的に「身体障害者」として区分され、多くのサービスやメリットを受けることが可能となる。
身体障害者手帳の種類
身体障害者手帳には6つの種類がある。

1級手帳に近いほど重度の障害であり、6級に近づくほどに軽度の障害ということになる。
当然、6つの身体障害者手帳はそれぞれ役割が違う。1級に近い手帳方がより多くのメリットを受けることが可能だ。
もしそれぞれの身体障害者手帳について詳しく知りたい方は下記のリンクから確認して欲しい。
身体障害者手帳を取得できる人の条件
当然だが、身体障害者手帳は誰でも取得できるわけでは無い。
身体障害者手帳を取得するためには「身体障害の認定基準」を満たす必要がある。
身体障害の認定基準とは、病気の症状によってどれくらいの障害程度かを表したものだ。
身体障害の認定基準によって、身体障害者手帳を取得できるか、また身体障害者手帳の種類が何級になるのかが決まるのだ。
ここまで読んでくれた方の中には「身体障害者手帳の取得を考えているけど、自分の病気や障害で手帳を取得できるかわからない」という悩みを抱えている人がいるだろう。
もしそのような悩みを抱えている人は、ぜひ下記の参考記事から確認して欲しい。
・『肢体不自由の身体障害認定基準を知る』
・『ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の身体障害認定基準を知る』
身体障害者手帳を申請・取得する
このトピックでは僕の実体験に基づいて身体障害者手帳の申請・取得方法を紹介する。
まずは下記の図で簡単に流れを把握しよう。

Step1 身体障害者手帳の申請資格があるかを確認する
まずはじめに、あなたが身体障害者を貰えるかどうか知る必要がある。
身体障害者手帳を申請・取得するためには、都道府県が定める障害認定基準をクリアする必要があるのだ。
「自分の病気や障害で手帳を申請できるかどうか知りたい!」と思う方がいたら、こちらの記事(『【2018年最新】身体障害の認定基準をわかりやすく解説』)をぜひ参考にして欲しい。
Step2 身体障害者手帳の申請に必要な書類を揃える
さて、身体障害者手帳の申請・取得資格があることを確認できたら具体的に申請に必要な書類を揃える段階に入る。
申請書類と聞くと「なんだか難しそうだな」と思う方もいるだろう。
しかしながら、しっかりとポイントさえ押さえれば簡単だ。
申請に必要な書類は2つ。
実際にどんな書類が必要なのかを確認しよう。
1.診断書・意見書
診断書・意見書とはあなたの病気や障害がどの程度の症状なのか証明する書類だ。
まず、市区町村の障害福祉担当窓口で書類を取得する。その後担当医に書類の記述を依頼すれば良いだろう。
記述依頼は担当医に直接頼むパターン、または大病院であれば受付などを経由する方法になる。
2.交付申請書
手帳を申請するためには、診断書や意見書と共に交付申請書を揃えなければならない。
こちらの書類も市区町村の障害福祉担当窓口で取得することができる。
もし記述内容で困った点があったら、障害福祉担当窓口に相談すると良いだろう。
申請書類に関しての情報は以上になる。
しかしながら、申請書類を揃えるにあたって細かな注意事項がある(マイナンバーや証明写真が必要など)。
長くなるのでこの記事内では省略するが、もし知りたい方はこちらの記事(『【体験談】身体障害者手帳の申請・取得方法を紹介』)をぜひ参考にして欲しい。
Step3 市区町村の障害福祉担当窓口に書類を提出する
さて、必要書類を揃えたらいよいよ書類を提出する段階に入る。
書類に不備が無ければ、書類の提出自体はスムーズに終わるだろう。
しかしながら注意すべき点がある。
身体障害者手帳は申請してから届くまでに1ヶ月から3ヶ月ほどの時間が掛かるのだ。
申請したらその場で手帳を受け取れると勘違いする人が多いので、気をつけて欲しい。
身体障害者手帳の更新方法
さて結論から言うと、ほとんどの場合身体障害者手帳に更新の必要は無い。
一度手帳を取得してしまえば、一生更新せずに済むのだ。
しかしながら、再認定制度の対象となった場合には手帳の更新が必要になる。
では、一体どんな人が再認定制度の対象となるのだろうか。また、再認定制度の対象となった場合にはどのような手続きが必要となるのか。
上記の疑問に答えたいのは山々だが、こちらで紹介すると長くなってしまうのでこちらの記事(『身体障害者手帳の更新方法を紹介」)で紹介しているので、ぜひ確認して欲しい。
もし身体障害者手帳を無くしてしまったら?
もし仮に身体障害者手帳を無くしてしまったらどうすれば良いのか?
結論から言うと、市区町村の障害福祉担当窓口で手帳の再発行をすれば問題無い。
実際に僕自身手帳の再発行を経験したので、少しだけ再発行の方法を紹介したい。
市区町村の障害福祉担当窓口で手帳再発行の旨を伝える
「あの〜…。すみません。身体障害者手帳を紛失してしまいまして…。」と窓口で伝えてほしい。笑
そうすると、「わかりました〜。では、こちらの書類を記入ください。」という流れになる。
その書類に住所などの必要事項を記入するだけで手続きは完了だ。(印鑑が必要)
約1ヶ月ほどで自宅に「受取証」が届くので、証明写真を持って障害福祉窓口へ手帳を取りに行けば全ての手続きは完了だ。
もし障害者手帳の再発行についての”注意事項”などをもっと知りたい方はこちらの記事(『準備中』)を参考にして欲しい。
身体障害者手帳のメリット
さて、身体障害者手帳の申請方法を学んだら、次は手帳を取得したことで得られるメリットを確認していこう。
全てのメリットを紹介してしまうの膨大な量になってしまうので、この章では、僕が普段から利用し体験しているメリットの一部を紹介するに留める。
もし身体障害者のメリットを一覧で確認したい方がいたらぜひこちらの記事(『【体験談】身体障害者手帳のメリットを紹介』)を読んで欲しい。
それではいこう。
関西への観光で利用できる障害者手帳のメリット
東京が住まいの僕にとってはコンボのような手帳の利用方法がある。
ぜひ紹介するので、よかったら試して欲しい。
1.新幹線の障害者割引
障害者手帳を利用することで新幹線の特急券が割引になる。
例えば、普通料金で東京駅から新大阪へ新幹線を利用して行こうとすると2人で往復57,800円掛かる。
しかしながら、身体障害者手帳を利用すると2人で往復40,280円を支払えば新幹線に乗ることができるのだ。
身体障害者手帳を利用した特急券の購入方法はこちらの記事(『【体験談】JR新幹線の障害者割引を利用した感想』)で紹介している。
2.USJの障害者割引
障害者手帳を利用することでUSJの入場料が半額になる。
通常の大人入場料は7,300円(2018年10月現在)だが、手帳の障害者割引を利用すると大人3,600円で入場できる。
さらに、並ばずにアトラクションへ乗ることができる「ゲストサポートパス」も手帳を提示することで利用可能だ。
USJの身体障害者手帳メリットについてさらに詳しい情報はこちらの記事(『【体験談】障害者割引でUSJを3倍楽しもう!』)で紹介しているので、ぜひ興味のある方には見て欲しい。
他にも数多くのメリットがある。
残念ながらこの記事ではボリュームの関係上全てを紹介することはできない。
身体障害者手帳のメリットについて記述した記事の一覧を紹介したので、ぜひ興味のある方は確認して欲しい。
身体障害者手帳のデメリット
身体障害者手帳はメリットばかりではない。
確かに、メリットの数に比べたらデメリットの数の方が圧倒的に少ないだろう。
しかしながら、手帳を持っていることのデメリットは確実にある。
就職におけるデメリット
以前、一般枠での就職活動をした際に、採用担当者に身体障害者であることを打ち明けた。
そうすると「一般枠では難しいかもしれませんね。責任を負わせられないので。」と言われた。
確かに、企業側としては仕方のないことかもしれない。しかしながら、「言わなきゃよかった…。」と当時は随分後悔した。
他にも身体障害者手帳を持っていることで生じるデメリットは数多くある。
もし気になる方がいたら、ぜひこちらの記事(『身体障害者手帳を持つデメリットを伝えたい』)を見てほしい。
さいごに

