『就労移行支援を利用して工賃や給料を受けもらうがあるのかどうか』について僕らのサイトのみで解決できたらどんなに良いだろうかと考え、実践を試みた。

今回は、身体障害者手帳1級を持つ僕自身が就労移行支援の工賃や給料について理解しづらいポイントをわかりやすく紹介する。

実際僕自身が就労移行支援を利用したことは無い、しかしながら利用を検討したことがある。

その際に工賃や給料についてヒアリングした体験を通して記事を執筆したい。

就労移行支援を利用して工賃や給料を受け取る方法はある?

この記事を読んでる方の中には、就労移行支援サービスを利用しようと考えている人もいるだろう。

その際に、「通うのは良いけど、生活費はどうしよう。工賃や給料は支払われるのかな。」

こんな風に不安に思っている人もいるのではないだろうか。

結論から言ってしまうと、就労移行支援を利用して工賃や給料を受け取ることはできない

しかしながら、就労移行支援所や市区町村によっては交通費やランチなどを支給する場合もある。

例えば、横浜市では就労移行支援所まで通うための交通費を市が負担している。

そういった自治体も中にはあるので、チェックが必要だ。

交通費・ランチサービスを受けれる就労移行支援所

就労移行支援サービスの中には交通費やランチを支給してくれる支援所がある事は先ほど紹介した。

もし「給料や工賃は出ないけど、交通費やランチが出るなら就労移行支援所に通おうかな」と思っている人がいるのであればぜひmelkという就労移行支援所をオススメしたい。

僕の友人もmelkに通っているが、交通費やランチの支給があることにとても喜びを覚えていた。

もし興味のある方は一度見学に行かれてはどうだろうか?

ぜひmelkの利用を考えている方のために下記にフォームを貼っておくのでチェックして貰いたい。

▶️障がいのある方の「働きたい」を支援します!就労移行支援のMelkへの登録はこちら

工賃や給料を貰いながら就労に向けた準備をしたい方は…

就労移行支援サービスと同じ障害福祉サービスの中には、就労継続支援A型と就労継続支援B型というサービスがある

これらのサービスでは工賃や給料が支払われるので、利用の検討をしてみてはいかがだろうか。

※)これらの詳しい詳細については『就労継続支援A型とは?【2018年最新】』や『就労継続支援B型とは?【2018年最新】』を確認してもらいたい。

そもそも就労移行支援とは?

ここまで確認できたら、一旦就労移行支援所について説明したい。

就労移行支援とは、障害のある人のための職業訓練・就活支援サービスだ

一般企業で働くことを目指している障害者に対して、身につけるべきスキルを熟練させるための手助けをしてくれるようなサービスだと思ってくれて良いだろう。

様々なサービス内容を提供してくれる就労移行支援。

少し、サービス内容も確認してみよう。

就労移行支援で受けられる3つのサービス

【職業訓練】

【就職支援】

【定着支援】

就労移行支援の利用料

就労移行支援所の利用料は3パターンだ

利用料が無料になる場合、利用料が9300円の場合、利用料が37200円かかる場合に分類される。

それぞれのパターンで条件があるので、確認しよう。(※参考:1

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯 0円
一般 1 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) 9,300円
一般 2 上記以外 37,200円

※)もし就労移行支援所を利用するための条件や手続き等が知りたい方は、ぜひ『就労移行支援とは?身体障害者本人が紹介』を確認して欲しい。

就労移行支援のメリットと問題点

最後に、就労移行支援のメリットと問題点を紹介したい。

就労移行支援を利用するメリット

企業から一定評価される指標になる

しっかりと就労移行支援所に通うことができれば、企業側にも十分アピールできる材料になるのだ。

就労移行支援サービスの問題点

就労移行支援サービスには多くの問題点が存在するが、ここで下記の資料を確認して貰いたい。(※参考:2

上記の資料からもわかる通り、全国の就労移行支援所の約3割が就労率0という実態を表している。

本来、就労移行支援は就労を目指すために通う場所である。
にも関わらず、就職に結びつかない利用者が相当数いるのだ。

就労移行支援サービスの問題点に関しては、こちらの記事(『就職者を出せない就労移行支援所の実態とは』)で詳しく執筆したのでぜひ確認して欲しい。

まとめ

いかがだっただろうか。
今回は、就労移行支援を利用して工賃や給料を受け取る方法があるのかどうかについて執筆した。

実際に就労移行支援サービスでは工賃や給料を受け取ることは難しい。

しかしながら、市区町村や事業所によっては交通費やランチなどが支給される場合もあるので、十分に留意して頂きたい。

もし「交通費やランチが支給されるなら就労移行支援サービスを利用しよう」と考えている方は、ぜひmelkへの通所をオススメする。

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今後とも身体障害者手帳を持つ当事者として、あらゆるトピックで記事の執筆を試みたい。

是非とも今回の記事があなたの課題を解決するものであったなら嬉しく思う。

・参考リスト

参考1: 厚生労働省 『障害者の利用者負担
参考2: 厚生労働省 資料『平成30年度定着支援事業・報酬改定について

ABOUT ME
渡邉まさる
先天性内部機能障害 / 身体障害者手帳1級所持 / うつ病の闘病経験 / 青山学院大学在学中にRepeL, Inc.を創業 / 個人ブログはこちら

 

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