この記事では『障害者でも出来るバイト』について紹介する。
・障害者だとバイトはできない?
・障害者でも出来るバイトってなに?
といった疑問を持っている方に読んで頂きたい内容となっている。
僕自身、十代の頃にバイトを探していてインターネットを使って調べた経験があるが、求めていた答えには辿り着かなかった。
なので今回は、僕と同じ悩みや疑問を持った方のために、徹底的に調べた内容となっているので、ぜひ最後まで読んでほしい。
もくじ
障害者でも出来るバイトとは
このトピックでは、障害者でも出来るバイトについて紹介したい。
実は、僕自身も調べていて驚いたのだが、障害者でも出来るバイトは結構多い。
一口に障害者と言っても、身体障害者、精神障害者、知的障害者と分かれており、障害特性上難しいバイトもあるかも知れないが、いくつかピックアップしたので確認していこう。
一般事務
一般事務は、データ入力、書類のファイリング、電話の応対など、身体への負担が少ない作業が多いので障害者のアルバイト募集は結構ある。
専門的なスキルを求められる事もほとんどないので、ExcelやWordを使った事のある方なら採用してくれるだろう。
ショップ店員
意外かも知れないが、実は大手企業ほど障害者を雇い入れる取り組みをしており、マクドナルドやユニクロのショップ店員のアルバイト募集は多い。
オーストラリアのマクドナルドでは、ダウン症候群の男性がショップ店員を32年間も続けたという素敵な話もある。
参考:ガジェット通信『ダウン症の男性が勤続32年の末にマクドナルドを退職 障害者雇用の道を切り開く』
在宅ワーク
在宅ワークと言うと、内職のような物を作るイメージをするかも知れないが、パソコンの普及によって、自宅に居ながらデータ入力や記事の執筆をするバイトが結構あるのだ。
在宅ワークについて詳しく知りたい方はこちらの記事も是非読んでほしい(障害者が在宅ワークをする際のメリット・デメリット【体験談】)
障害者のバイトの求人が多い理由
このトピックでは、障害者のバイトの求人が多い理由について紹介する。
まずはじめに、障害者雇用促進法という言葉を聞いた事があるだろうか。
実は、企業は社会的義務として全社員の約2%以上は障害者を採用しなければならない。
これは、週20時間以上働いている障害者のアルバイトでも障害者雇用にカウントされるので、企業は積極的に障害者を雇い入れているのだ。
しかしながら、週20時間未満の労働の場合、障害者雇用にカウントされないので注意してほしい。
障害者の気になる時給について
さてこのトピックでは、障害者の気になる時給について紹介する。
健常者の場合、最低賃金848円(全国平均)は貰えるだろう。
一方で、障害者だけではないが、労働能力が低いなどの場合に、都道府県労働局長の許可を受けることを条件に、個別に最低賃金の減額の特例が認められているのだ。
つまり、障害によって労働に制限がある場合には、減額される可能性があり、最低賃金を下回ることがあるので覚えておいてほしい。
障害者でバイトをする際のポイント
このトピックでは、障害者でバイトをする際のポイントについて紹介する。
自身の障害を公表するかしないかで働き方やバイト先の対応が変わってくるので、よく考えてほしい。
障害をオープンにする
障害をオープンにするメリットは、業務内容を配慮してもらえることだろう。
一方で、デメリットとしては先ほどのトピックでも触れたが、賃金を減額される可能性があることだろう。
もし、障害をオープンにするなら、面接の時に配慮してほしい事はハッキリと伝えて明確にしておこう。
障害をクローズにする
障害をクローズにするメリットは、求人の幅が広がること、給料が一般と同程度貰えることだろう。
しかしながら、無理をしてしまったり、どうしても出来ない業務が出てきてしまった場合に、障害特性について理解を得られないかも知れないというデメリットもある。
もし、障害をクローズにするなら、無理のない範囲で仕事を選ぶ必要があるだろう。
障害者のバイトの探し方
さてこのトピックでは、障害者のバイトの探し方について紹介する。
1.企業のホームページから応募
2.ハローワークに相談
3.障害者向けの求人サイトから応募
企業のホームページから応募
まずはじめにバイトをしようと思った場合に思いつくのが企業のホームページから応募することだろう。
企業の応募ページに障害者採用について記載されていない場合も多いので、障害をオープンにして応募する場合には事前に確認を取った方が良いだろう。
ハローワークに相談
企業のホームページから応募の次に多いのがハローワークでの相談だろう。
ハローワークには数多くの障害者向けの求人があるので、親身になって対応をしてくれて、バイト先の紹介をしてくれるだろう。
障害者向けの求人サイトから応募
障害者向けの求人サイトでは、障害者を積極的に採用している企業の求人が多いので、質の高い求人情報を得られるだろう。
せっかくなので、次のトピックで例をいくつか紹介しよう。
障害者の実際の求人情報
このトピックでは、障害者の実際の求人情報について紹介する。
一般事務
勤務地:東京都
時給:880〜990円
業務内容:書類の仕分け、データ入力など
商品管理
勤務地:埼玉県、東京都、神奈川県、滋賀県、大阪府、兵庫県
時給:1,000円
業務内容:入荷商品のチェック、品出し、整理など
販売スタッフ・接客
勤務地:千葉県、静岡県、三重県、滋賀県
時給:1,000円〜1,100円
業務内容:販売、接客、在庫管理、スタッフのシフト管理など
カスタマーサポート
勤務地:東京都
時給:1,200円
業務内容:電話やメールでのお問い合わせ対応など
参照:アットジーピー (雇用形態:パート・アルバイト 検索結果)
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は障害者が出来るバイトについて紹介した。
最後にもう一度伝えたいことを以下に繰り返して、この記事を締めたい。
・大手企業ほど障害者の雇い入れをしている
・最低賃金を下回る可能性がある
・障害をオープンにするかクローズするかよく考えるべき
最後まで読んでくれたあなたにとって、この記事が役に立つことを願っている。