この記事では「プログラミングが学べるIT特化型の就労移行支援所」について紹介します。
という悩みを持っている方に読んで頂きたい内容となっております。
実際に僕自身が障害者であり、障害領域に精通するWebプログラマーとして働いていた経験を活かし、執筆致します。
もくじ
就労移行支援所とは
就労移行支援とは、障害を持つ方のための職業訓練・就活支援サービスです。
一般企業で働くことを目指している障害者に対して、身につけるべきスキルを熟練させるための手助けをしてくれるようなサービス。
訓練の内容は多岐に渡り、プログラミングの訓練をするというよりは、一般的には事務職系の訓練を積むケースが多い。
事務職系の職業訓練を実施している就労移行支援所が多く、プログラミングの訓練に特化した就労移行支援所は2016年〜2019年を目処に増え始めている印象があります。
意外と知られていない事ですが、障害者手帳を所持していなくても就労移行支援所へ通う事ができるので、読者の方がもし障害者手帳を持っていなくても、十分に通える可能性がある点については言及しておきます。
プログラミングが学べるIT特化の型就労移行支援所
先ほどのトピックで、プログラミングよりも事務職系の訓練を積む就労移行支援所が一般的だと紹介させて頂きました。
「プログラミングを学びに就労移行支援所へ通ったにも関わらず、カリキュラムが用意されてない」なんて事にならないように注意が必要です。
そこでこの章では、プログラミングが学べるIT特化の型就労移行支援所について紹介することで、ミスマッチを防いで頂きたいと思っております。
東京の就労移行支援所でプログラミング学ぶ
アーネストキャリア
まずはじめに、IT・Web関連の技術訓練に特化した就労移行支援所である「アーネストキャリア」を紹介します。
東京都八王子市を拠点に首都圏に事業所を展開。2016年設立と非常に若い就労移行支援所になります。
アーネストキャリア特徴としては、プログラミング訓練に特化している事はもちろんですが、プログラミングを学んだ後就職先をきちんと紹介してくれる事でしょう。
ソフトバンクグループから出資を受けているので、やはりIT系の就職には強く、十分信頼における就労移行支援所である事は間違いないでしょう。
訓練に着目すると、3〜6ヶ月でホームページを作成できるようなカリキュラムが用意されてるとあります。
「早くプログラミングを学んで就職を目指したい!」と思う方にとっては非常にベストな選択ではないでしょうか。
ジョブトレ
次に、障害者の人材紹介業最大手であるゼネラルパートナーズとデジタルハリウッドが共同出資して設立した「ジョブトレ」を紹介します。
ジョブトレもアーネストキャリア同様、障害者プログラマーの育成に特化した事業所です。
特徴としては、プログラマーとしてしっかりとキャリアを積んでいるメンターが多くいることでしょう。
実際にプログラマーとして活躍している方々をアドバイザーとして置くことによって、教育の質を担保。
さらに訓練を終えた後、ゼネラルパートナーズからの就職支援を受けれる点は何よりの強みでは無いでしょうか。
プログラミングを就労移行支援所で学ぶのであれば、個人的には「アーネストキャリア」か「ジョブトレ」がおすすめです。
大阪の就労移行支援所でプログラミング学ぶ
未来のかたち
大阪でプログラミングが学べる就労移行支援所というと真っ先に思い浮かぶのが「未来のかたち」でしょう。
主な特徴としては、常にプログラミング講師の方が2名以上常駐していることです。
「この部分がわからないけど、聞ける人がいない」なんて事が無いのは、大きな魅力ですよね。
さらに、プログラミングだけではなく、ビジネスマナーのカリキュラムを用意しているため、就職後に「ビジネスマナーがわからない」といった事に陥らない点にも注目です。
既に大阪を中心に2拠点あるので、ぜひ大阪でITに特化した就労移行支援所を探している方は検討してみてください。
福岡の就労移行支援所でプログラミング学ぶ
フロンティアリンクキャリアセンター
福岡でプログラミングが学べる就労移行支援所でおすすめしたいのが「フロンティアキャリアセンター」です。
こちらの就労移行支援所は全国各所にありますが、福岡まで展開しているIT特化型の就労移行支援所はとても珍しいです。
主な特徴としては、10年以上プログラミング教育をおこなってきた実績を元に、よりスピーディーに実践的なカリキュラムを受ける事ができる点でしょう。
実務カリキュラムをこなすことができれば、工賃を受け取ることもできます。
また、通所面に不安を抱える方にとっては、自宅でもカリキュラムを受講できる点は、ありがたいですよね。
プログラミングを就労移行支援所で学ぶ3つのメリット
さて、プログラミングが学べるIT特化の型就労移行支援所についてご紹介しましたが、この章ではプログラミングを就労移行支援所で学ぶメリットを3つほど紹介します。
今プログラミングを学ぶ方法はもちろん、就労移行支援所だけではありません。
しかしながら、私自身プログラミングを学ぶのであればやはり就労移行支援所を選ぶべきだと思っております。
その理由をご紹介しますね。
無料でプログラミングを学ぶ事ができる
プログラミングを就労移行支援所で学ぶメリットとして、個人的に最も良いと思っている点は、無料でプログラミングを最大2年間学ぶことができる。ということです。
例えば、プログラミングを学べるサービスとして有名な「TECH CAMP」などを利用しようとすると、約半年間でざっと50万円ほどの費用が掛かります。
基本的にどのサービスを利用しても、プログラミングを0から学ぼうとした場合、平均的に50万〜60万ほどの費用が掛かってしまうでしょう。
しかしながら、就労移行支援所を通して学んだ場合、ほぼ無料でプログラミングを学ぶことができます。(※ 世帯所得によっては一定の費用が発生)
はっきり言ってかなりお得どころの騒ぎでは無いと個人的には思うので、ぜひプログラミングを0から学びたいと思う方はプログラミングを就労移行支援所で学ぶことをおすすめします。
自分のペースでプログラミングを学べる
先ほど紹介した「TECH CAMP」をはじめとするプログラマー教育サービスの場合、約3ヶ月〜6ヶ月の期限が設けられます。
もちろん、プログラミングの初歩を学ぶ上では3ヶ月〜6ヶ月という期間は悪くないでしょう。
しかしながら、個人的にプログラミングの初歩(サービスを実装したり、チームで擬似プロジェクトを行う)を学ぶ期間は1年ほどあっても良いのではないかと考えてます。
プログラミングを就労移行支援所で学ぶ場合、最大2年間の訓練期間が設けられるので、焦らず自分のペースでプログラミングを学ぶことができます。
そのため学習の習慣がない人にとっては、ゆっくりとプログラミングを学べる良い環境だと断定して差し支え無いでしょう。
プログラマーとしての就職先を提案してもらえる可能性も
一般的には、実務経験の無いプログラマーは就職先を探すのが非常に難しいです。
もし仮に読者の方が非常に若く、新卒や第2新卒の方であれば就職先を見つけるのも苦労しないかもしれません。
しかしながら、ある程度年を重ね、人生における新たな挑戦として、プログラミングを0から学び、就職を目指すとなると実際問題就職先を探すのは非常に困難なのです。
しかしながら、就労移行支援所でプログラミングを学んだ場合には、プログラマーとしての就職先を紹介してもらうことが可能です。
プログラミングを就労移行支援所で学ぶ際の注意点
先ほどのトピックでは、プログラミングを就労移行支援所で学ぶメリットを紹介しましたが、プログラミングを就労移行支援所で学ぶ際に注意しなければならない点がある事もまた事実です。
その辺りをしっかり理解した上で選択しましょう。
プログラマーとして就職できない可能性がある
近年の流れとして、プログラミングを就労移行支援所で訓練する事業者の数は増えてきました。
もちろん良い事ではありますが、場合によっては全くノウハウが無いにも関わらず、プログラミングを教えている可能性があるのもまた事実です。
前提として、プログラミングを教える事はそんなに簡単なことではありません。
“プログラミング訓練を実施してます”と銘打ってはいますが、実際のところExcelやWordなど、基本的なPCスキルを教えていたり、HTMLやCSSだけをふわっと教えている事業所もあります。
基本的なPCスキルを教えるだけの場合、プログラマーとして就職できない可能性があるため、十分に注意が必要です。
IT特化型の就労移行支援所を選びましょう
いかがでしたでしょうか。
今回は、「【地域別】プログラミングが学べるIT特化型の就労移行支援所」というタイトルの元、いくつかおすすめの事業所を紹介いたしました。
今回挙げた就労移行支援所は全てプログラミングに特化した就労移行支援所です。
中には、プログラミングカリキュラムに特化してます。と言いながら、ただのPCスキルを教えている就労移行支援所もあるので気をつけましょう。