履歴書の書き方

【これで完璧】障害者向け履歴書の職歴の書き方!ケース別で徹底解説

障害者が転職する場合、履歴書の職歴は学歴よりも、とても重要です。

なぜなら、前職でどんな仕事に携わっていたのか?
ウチの会社でどんな貢献をしてもらえるのか?

この点を重要視するからです。

この記事では、障害者手帳1級の私が5社就業した経験、今まで100人以上を就職・転職指導した経験をもとに、

「採用率をアップさせる、障害者向け履歴書の職歴の書き方」

のすべてを徹底解説します。

この記事を読んでいただき、好印象を与える履歴書を作成していきましょう!

 

障害者向け履歴書の「職歴の書き方」3つの基本ルール

基本的には、健常者の方と同じ書き方で対応を進めればOKです!
基本ルールは全部で3つありますので、まずはルールを把握しましょう。

 

【1】 学歴のあとに書く

履歴書の学歴・職歴欄に書く場合、学歴を書いたあとに、職歴を書きます。

学歴の詳しい書き方は、下記の記事を参考にしてください。

>> 【これで完璧】障害者向け履歴書の学歴の書き方!ケース別で徹底解説

学歴・職歴
学歴
20XX XX ●●大学 ●●学部 入学
20XX XX ●●大学 ●●学部 卒業
職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
20XX XX 株式会社●● 一身上の都合により退職
以上

 

【2】 年は西暦か和暦を統一する

履歴書全体を通して職歴の年は、西暦と和暦を統一しましょう。
おすすめは西暦です。

 

【3】 会社名は正式名称で書く

略称や通称で呼ばれることが一般的な会社でも、職歴には正式名称で書きましょう。

NG:JR東日本 (略称・通称なのでNG)
OK:東日本旅客鉄道株式会社 (正式名称)

法人の種類(株式会社や社団法人など)も略さずに書きます。

NG:(株)●● (カッコで省略するのはNG)
OK:株式会社●●

また、株式会社の場合、先株か後株なのかも確認を行いましょう。

先株(後ろに会社名):株式会社●●
後株(最初に会社名):●●株式会社

 

【ケース別】職歴の書き方を詳しく解説

では基本ルールを抑えたうえで、実際の職歴の書き方を解説します。
履歴書の職歴欄は、以下の1〜3項目を縦に書いて1セットで書きます。

  1. 入社した年月と会社名・雇用形態
  2. 携わった事業内容・部署・従業員数(書く場合)
  3. 退職した年月と会社名・退職理由(退職している場合)

では、この3項目を1つずつ詳しく解説します。

 

入社した年月と会社名・雇用形態

履歴書全体を通して、年は西暦か和暦のどちらかに統一しましょう。
とくに理由がなければ、西暦4桁で書くのがおすすめです。

会社名の書き方は、入社時の会社名を正式名称で書きましょう。
会社名のあとは、会社の種類と雇用形態により、書き方が変わります。

以下の内容を参考にしてください。

 

正社員の場合

会社名のあとに1つ空白を開けて「入社」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社

 

正社員以外の場合

会社名のあとに1つ空白を開けて「入社」のあとにカッコ書きで雇用形態を書きます。

以下の内容を参考にして、雇用形態にあわせて使い分けてくださいね。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社(契約社員)
20XX XX 株式会社●● 入社(パート)
20XX XX 株式会社●● 入社(アルバイト)

 

派遣社員の場合

派遣登録した会社名のあとに、1つ空白を開けて「登録」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 登録

 

個人事業所の場合

病院を含む、個人事業所や個人店舗の場合です。
病院名や事業所名のあとに、1つ空白を開けて「勤務」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX ●●病院 勤務
20XX XX ●●事務所 勤務

 

公務員の場合

公的機関名のあとに1つ空白を開けて「奉職」と書きます。

臨時職員の場合には、「奉職」ではなく「勤務」と書き、そのあとにカッコ書きで雇用形態を書きます。

学歴・職歴
20XX XX ●●市役所 奉職
20XX XX ●●市役所 勤務(臨時職員)

 

携わった事業内容・部署・従業員数

必須ではないものの、詳しく書くとアピールできます。
また、職歴にボリュームを増やすことができるため、空欄を少なくすることもできますよ!

 

一般的な会社の場合

以下のように、携わった事業を書いていきます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
Webサイト制作業 従業員数50名
デザイン担当として、デザイン制作・提案を行う

従業員数が正確にわからない場合、だいたいの人数でOKです。

 

派遣社員の場合

登録した派遣会社の下に以下のように書きます。
携わった事業や業務内容を、あわせて書きましょう。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 登録
株式会社▲▲ 経理部に派遣社員として就業
経理を担当

 

派遣先が3つ以上場合には、以下のように書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 登録
株式会社▲▲に派遣社員として就業(20XX年XX月まで)
株式会社■■に派遣社員として就業(20XX年XX月まで)
株式会社××に派遣社員として就業(20XX年XX月まで)

年月は、派遣開始の年月を書きます。
学歴・職歴は、派遣先の会社名と、カッコ書きで派遣終了の年月を書きます。

 

退職した年月と退職理由

退職した場合、会社名のあとに退職理由を書きます。
退職理由は、自己都合か会社都合かにより、以下のように使い分けましょう。

 

自己都合で退職した場合

自己都合による退職は、以下の3つがあります。

  1. 自分の意志で退職した場合(障害による病気も含む)
  2. 自分が問題を起こして懲戒処分・解雇を受けて退職した場合
  3. 早期退職優遇制度を利用して退職した場合

会社名のあとに1つ空白を空けて、「一身上の都合により退職」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
20XX XX 株式会社●● 一身上の都合により退職

 

会社都合で退職した場合

会社都合による退職は、以下の4つがあります。

  1. 倒産・廃業
  2. 大量のリストラ・人員整理
  3. 会社側に労働契約違反があった場合(賃金未払い・パワハラなど)
  4. 会社から個別に退職の勧奨を受けた場合(早期退職優遇制度は除く)

会社名のあとに1つ空白を空けて、「会社都合により退職」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
20XX XX 株式会社●● 会社都合により退職

本当は自己都合退職なのに、会社都合退職にするのは絶対NGです!

 

契約社員・派遣社員の場合

契約期間の満了などによる場合です。
ほかにも期間が決められている、パートやアルバイトも同様です。

会社名のあとに1つ空白を空けて、「契約期間満了につき退職」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社(契約社員)
20XX XX 株式会社●● 契約期間満了につき退職

契約期間満了前に、自分の意志で退職した場合には、自己都合退職になります。

 

公務員の場合

公務員は「退職」ではなく「辞職」です。
公的機関名のあとに1つ空白を空けて、「一身上の都合により辞職」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX ●●市役所 奉職
20XX XX ●●市役所 一身上の都合により辞職

ただし、臨時職員の場合には、「辞職」ではなく「退職」と書きます。

 

最後に右詰めで「以上」と書く

履歴書を作成している時点で、無職か在職中かにより、職歴の最後の書き方が変わります。

 

無職の場合

最後に勤めた会社名のあとに、右詰めで「以上」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
20XX XX 株式会社●● 一身上の都合により退職
以上

 

在職中の場合

現在勤めている会社名のあとに、左詰めで「現在に至る」と書く。
その下に右詰めで「以上」と書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
現在に至る
以上

 

こんな場合どうする?【ケース別】職歴の書き方

障害者が履歴書の職歴欄を書くうえで、

「こんなケースは、どう書けばいいの?」

という、よくあるケースを5つ解説します。

 

【1】 会社名が変わった場合

現在、会社名が変わっている場合でも、入社時と退職時の会社名で書きましょう。
あわせて、カッコ書きで現在の会社名を書きます。

法人の種類が変わった場合(有限会社から株式会社に変更)にも同様に対応します。

 

退社後に会社名が変わった場合

入社時と退職時の両方に、カッコ書きで現在の会社名を書きます。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● (現 株式会社▲▲) 入社
20XX XX 株式会社●● (現 株式会社▲▲) 一身上の都合により退職

 

入社後に会社名が変わった場合

入社時のみ、カッコ書きで現在の会社名を書けばOKです。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● (現 株式会社▲▲) 入社
20XX XX 株式会社▲▲ 一身上の都合により退職

 

【2】 職歴はすべて書いたほうがいいの?

パートやアルバイトを含め、転職回数が多い場合、すべて書く必要はありません。
また、転職する業界と関係のない職歴は省略しても構いません。

ただし、正社員、契約社員、派遣社員は、期間が短くても書くことをおすすめします。
パートやアルバイトは、転職先の会社に関係する業務であれば、書いてもOKです。

また、職歴欄で書く内容が少ない場合、スペースを埋める目的で、書ける職歴は書くのもアリです。

 

【3】 職歴にブランクがある場合には?

障害や病気により、ブランク期間がある場合、その理由を職歴欄に書いても構いません。
目安として、ブランク期間は6か月以上ある場合、理由を書きましょう。

すでに病気が完治や寛解している場合、その点をアピールするのがおすすめです。
以下のように書けばOKです。

学歴・職歴
20XX XX 株式会社●● 入社
20XX XX 株式会社●● 病気療養のため退職
現在は回復しており業務に支障はありません

 

その他、以下のブランク期間の理由があります。
状況に応じて使い分けてくださいね。

  • 親の介護に伴い退職
  • 結婚に伴い退職
  • 出産のため退職

いずれも、現在は業務に支障がないことをアピールしましょう。

 

【4】 職業訓練校に通っていた場合

学歴ではなく、職歴に書きましょう。
職業訓練校は、正式名称で書きます。

あわせて何を学んだのかも簡単に書きましょう。

 

すでに修了している場合

学歴・職歴
20XX XX 職業訓練校名 コース名 入校
HTMLやPHPなどのプログラミング言語を学ぶ
20XX XX 職業訓練校名 コース名 修了

 

受講修了が近い場合

学歴・職歴
20XX XX 職業訓練校名 コース名 入校
HTMLやPHPなどのプログラミング言語を学ぶ
20XX XX 職業訓練校名 コース名 受講修了予定

 

【5】 職歴を詳しく書きたい場合

履歴書には職歴の概要を書き、詳細は別紙で職務経歴書を作成しましょう。
履歴書を送付する際に、一緒に職務経歴書を添付します。

職務経歴書を作成する場合、ブラウザー上で作成できる「yagish」がおすすめです。

>> ブラウザでつくれる履歴書「yagish」

 

職歴を書いたあとの6つのチェックポイント

職歴を書き出したら、以下の6つをチェックしましょう。

職歴欄6つのチェックポイント
  1. 西暦と和暦を統一していますか?
  2. 職歴の年月にズレはないですか?
  3. 会社名は正式名称ですか?
  4. 会社名が変わった場合、旧名称と現名称を書いていますか?
  5. 退職理由は正しく書いていますか?(自己都合なのに会社都合にするのはNG)
  6. 退職後にブランク期間がある場合、理由を書いていますか?

問題がないことを確認したら、学歴・職歴欄の職歴は終了です。
お疲れさまでした!

職歴の前に書く、学歴の詳しい書き方は、下記の記事を参考にしてください。

>> 【これで完璧】障害者向け履歴書の学歴の書き方!ケース別で徹底解説

あわせて、転職や就職を有利にする、資格の書き方もマスターしましょう!

>> 【これで完璧】障害者向け履歴書の資格の書き方!ケース別で徹底解説

職歴の書き方は、このように細かいルールがあります。
この記事を参考にして、採用率がアップする学歴・職歴に仕上げましょう。

ABOUT ME
渡邉まさる
先天性内部機能障害 / 身体障害者手帳1級所持 / うつ病の闘病経験 / 青山学院大学在学中にRepeL, Inc.を創業 / 個人ブログはこちら

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