面接対策

【全12個】面接の回答例つき!障害者枠向け定番質問を厳選紹介!

「障害者枠で応募すると、面接時にどんな質問をされるの?」
「面接対策は、どんな準備をすればいいの?」
「面接時によく聞かれる定番の質問と、障害者向けの質問を知りたい」

とくに障害者枠で応募する場合、面接時に障害の質問は必ず聞かれます。

なぜなら、障害があっても仕事ができるのか?
会社側で入社後、どんな配慮をすればいいのか?

この点を採用側は重視するからなんですねく。

この記事では、障害者手帳1級の私が5社就業した経験、今まで100人以上を就職・転職指導した経験をもとに、

  1. 障害者の面接対策でおさえるべきポイント
  2. 面接で聞かれる定番の質問と回答例
  3. 障害者に特化した質問と回答例

以上の3点を徹底解説します。

今回の内容を参考にしていただき、スムーズに回答できるように面接対策を行いましょう。

 

【全5つ】障害者が面接を受ける際におさえるべきポイント

面接官が障害者の採用にあたり、どう思っているのか?
どのような考えで質問をして、どんな回答を期待しているのか?

これらの点をおさえたうえで、適切な回答を用意する必要があります。

まずは、どんな点を意識して面接対策や回答すればいいのかを、全部で5つご紹介します。

 

【1】 障害者の雇用は外国人を雇用するイメージを持っている

障害者の雇用は、日本の文化や日本語を知らない、外国人を雇用するイメージがあると思ってください。

あなたが外国人を採用する立場だとしたら、

「スタッフとコミュニケーションを取れるだろうか?」
「仕事はできるだろうか?」
「文化や言語、考え方の違いでトラブルは起きないだろうか?」

など、いろんな考えが出てくるはず。
障害者の雇用も、これと同じ考えなんですね。

だからこそ、あなたの障害を含めて理解してもらえるように、しっかりと面接対策が必要になります。

 

【2】 あなたの障害は100%理解されていない

障害の内容を話す場合、以下のように事実のみを話したとしても、面接官は理解できません。

「●●という病気により、障害者手帳1級を持っています」

なぜなら、面接官の多くは健常者の方。
同じ障害の体験がないため、障害の大変さを100%理解することはできません。

たとえば聴覚障害者の方が、視覚障害者の大変さを100%理解できないのと同じイメージですね。

だからこそ、あなたの障害を面接官がイメージできるように、わかりやすく話す必要があります。
聴覚障害者であれば、以下のように回答すれば、面接官も障害の状況を理解できます。

「聴覚障害により左耳は全く聞こえないため、右側から1m以内で大きく話してもらえれば聞こえます」

などのように説明し、面接官に少しでも障害を理解してもらえる回答を行いましょう。

 

【3】 障害の内容は可能な範囲で正直に話す

障害者枠での面接時には、必ず障害の内容は質問されます。

質問されたら、可能な範囲で正直に話しましょう。
理由としては、以下の3点です。

  1. 採用後のミスマッチを防ぐため
  2. できること・苦手なことを正しく伝えるため
  3. 採用側で配慮する点を明確化するため

正直に話すことで、採用が不利に働くこともあるでしょう。

しかし正直に話さないと、採用後にミスマッチが起こる。
障害を理解されず、思った配慮を受けられず、結果的に早期退職することになりかねません。

長期間働ける環境を用意してもらい、いい関係で仕事をするためにも、障害の内容は可能な範囲で正直に話しましょう。

 

【4】 伝えるべき障害の内容を準備しておく

面接時に伝えるべき障害の内容は以下の3点です。

 

(1) 障害の内容

病気や障害の種類・等級、障害になった経緯などを伝えます。
あわせて現在の健康面や病気の状況も伝えましょう。

 

(2) 得意・不得意なこと

障害があってもできること、障害によりできない・苦手なことを伝えます。
ただし、以下のようにできない・苦手なことだけを伝えるのはNG!

「聴覚障害者だから電話対応はできません」

できない・苦手なことは伝えますが、以下のように代替案を伝えるようにしましょう。

「聴覚障害者のため電話対応は難しいですが、メール対応や筆談であれば、お客様やスタッフとの対応は可能です」

このように「ネガティブな事実+ポジティブな内容」をワンセットで回答すれば、イメージはよくなりますよ。

 

(3) 健康面や仕事面で配慮してほしいこと

車椅子を使用していたら、車椅子が通れるスペースを用意してもらう必要があります。
また、勤務可能な時間帯や、通院による休暇が必要であれば、面接官に伝えましょう。

 

【5】 質問の回答を最初に伝える

面接では、質問に対する回答を最初に伝えるのがセオリーです。
回答後に、理由やエピソード、事例を話すように心がけましょう。

たとえば、「あなたはどんな性格ですか?」と質問されたら、

「私の性格は慎重なところです」

と質問に対する回答を最初に伝えます。

そのあとに、慎重な性格があることで、どんな強みがあったのかをエピソードや事例を交えて話します。

「私の性格は慎重なところです。この性格により仕事では(エピソード・事例)に強みを活かすことができました。」

このように結論を最優先で伝えれば、面接官は知りたい情報を先に知ることができます。

障害についての質問の回答も同様の考えで行いましょう。

 

【全7つ】面接で聞かれる定番の質問と回答例

障害者枠だけでなく一般枠でもよく聞かれる、定番の質問と回答例を7つ紹介します。

 

定番の質問【1】 志望動機を教えてください

志望動機は、面接時に高確率で質問される内容です。

履歴書の志望動機と一貫性を持たせて、自分の言葉で説明できるようにしましょう。

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. なぜこの会社を選んだのか
  2. この会社で何をしたいのか
  3. どんな貢献ができるのか

とくに前職での実績や経験と、応募する会社に共通点があれば、それを利用します。
共通点を探すにあたり、以下2点について企業分析をしっかり行いましょう。

  1. 社風や業務内容を把握する
  2. 会社の強みや特徴を知る

この2点を確認したうえで自分の強みを出せる、貢献できる点を見つける。
それにプラスしてエピソードや実績、事例を含めながら志望動機を作成します。

 

志望動機で話してはいけないNG内容

おもなNG内容は以下の4つです。

  1. 雇用形態や職種(正社員採用だから、障害者枠だから、事務職だから)
  2. 条件面(完全週休2日制だから、残業が少ないから、給料がいいから)
  3. 環境面(家から近いから、交通機関があるから)
  4. 入社して学びたい、勉強させてほしいから

これらの内容は熱意を感じられず、ただ何となく応募したと思われてしまいます。

本音ではこれらの理由があったとしても、面接時には話さないようにしましょう。

 

面接での回答例

以下、Webサイト制作会社の志望動機の回答例です。

前職ではWebサイトの制作に携わっていました。

Webサイトを制作するには、当然ながらお客様からヒアリングが必要になります。
ヒアリングは営業がすべて行い、私は営業からヒアリングした内容をもとに、Webサイトの制作を行っていました。

そのうち私自身もお客様と実際に会って、要望や悩みを直接ヒアリングしたい。
今まで培ったスキルや経験をもとに、お客様の要望にあったベストな提案をしたいと強い思いがありました。

御社の求人を拝見したところ、

「お客様への提案から、Webサイト制作・納品まで、Webサイト制作担当がすべて行っている」

と書かれておりました。
私もお客様に寄り添ったWebサイトの提案・制作を行いたいという思いから、御社を志望しました。

志望動機は応募する会社の職種・社風・ビジョンにあわせて変更しましょう。

 

定番の質問【2】 自己紹介(自己PR)をしてください

自己紹介も志望動機と並んで、質問される割合の高い内容です。
長くなりすぎないように、簡潔にまとめて30秒~1分程度で紹介するのがコツです。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 過去の仕事の経歴や実績を話す
  2. 自分の能力やスキルを話す
  3. 応募する職種でスキルを活かせることを話す

このように、仕事に関することに絞って話します。

 

自己紹介(自己PR)で話してはいけないNG内容

おもなNG内容は以下の3つです。

  1. 性格
  2. 趣味や特技
  3. 学生時代のこと

仕事とは関係のないプライベートな内容は、話さないようにしましょう。
性格を話す方もいますが、仕事に活かせるかは別問題です。

面接の自己紹介は、サークル活動などのプライベートな自己紹介と異なりますので、その点は注意しましょう。

 

面接での回答例

以下、Webサイト制作会社の自己紹介(自己PR)の回答例です。

(あなたの名前)と申します。
私は○○会社でWebサイト制作を5年間携わりました。

とくにスマホからのアクセスアップや成約率に直結する、Webデザインスキルやコーディングスキルの実績を積みました。
私が得意とする通販サイトの制作においては、平均して年10〜15%の売上アップに貢献することができました。

また、依頼のあったクライアントと直接会って、悩みや課題を聞き出すヒアリング力と提案・企画力のスキルも同時に磨きました。

これら一連のWebサイト制作スキルが、御社でも活かせると思い応募しました。

数字で出せる実績があれば、自己紹介(自己PR)に入れるのがおすすめです。

 

定番の質問【3】 長所を教えてください

この質問は、あなたを売り込むことができる絶好のチャンス!
面接官が質問する意図は、以下の3点です。

  1. 採用側が求めるスキルがあるかを確認するため
  2. 社風や社内の雰囲気にマッチしているか
  3. 採用する職種に向いているか確認するため

これらの意図があることを把握したうえで、面接官が望む回答を行いましょう。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 長所は1つに絞る
  2. 事例やエピソードを付け加える
  3. 長所が仕事に役立てることを伝える

最もアピールしたい長所を1つに絞って、簡潔に伝えましょう。

アピールしたいばかりに、複数の長所をダラダラ話すのはNGです!

 

面接での回答例

以下、長所の回答例です。

私の長所は、問題解決能力が高い点です。

Webサイト制作の依頼を受けるにあたり、お客様は数々の悩み、問題を抱えています。

しかし、お客様は一体何が原因でアクセス数や成約率が上がらないのか?
根本的な理由や原因、そして正しい解決策を把握していません。

そこで私のスキルや過去の経験を活かし、ボトルネックとなっている原因を把握。
地道に1つずつ問題を解決していきました。

早ければ数日以内に改善が見られ、お客様にも大変喜んでいただきました。

この長所である問題解決能力をさらに磨き、御社のお客様に貢献できるよう努力していきます。

長所があることで、どう仕事に活かせたのかを事例やエピソードを入れるようにしましょう。

 

定番の質問【4】 短所を教えてください

長所の反対に、短所を質問されることがあります。
面接官が質問する意図は、以下の3点です。

  1. 短所をしっかり把握しているかを知りたい
  2. 短所をどうやって克服しているかを知りたい
  3. ネガティブなことを素直に話せるかを知りたい

短所を回答するにあたり、いくつか注意点があるので、詳しくは次のポイントを参考にしてください。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 長所と短所は矛盾しないようにする
  2. 短所の克服方法や改善点を伝える
  3. 仕事に大きく影響する致命的な短所は言わない

長所が「慎重に行動する」に対し、短所が「後先考えず行動してしまう」だったら矛盾していますよね。
このような矛盾がないように、長所と短所をしっかりと自己分析しましょう。

長所が「慎重に行動する」だとしたら、短所は「慎重になりすぎて行動できない」となります。

短所だけ話して終わりにするのではなく、どうやって克服や改善の工夫をしているのか?
それを伝えることで、ポジティブな回答ができます。

経理の会社に応募しているのに、

「短所は、数字を扱う仕事や計算が苦手なところです」

と伝えたら、どう考えても致命的ですよね。
このように採用に大きく不利になる短所は言わずに、別の短所を話しましょう。

 

面接での回答例

以下、短所の回答例です。

私の短所は慎重すぎる点です。

たとえば書類を作成するときに、構成ばかりにこだわってしまい、文章を作成する時間があまり取れず、提出に時間がかかることがありました。

この短所に対処するため、構成がある程度決まったら、質にこだわらずスピード重視で最後までひととおり書くようにしています。
そして、未完成部分があっても上司に提出し、早めにフィードバックをもらう対処をしました。

この対処をした結果、余裕を持って締切前に提出できるようになりました。

長所と同様に短所は1つに絞り、短所の改善点や克服方法を伝えるようにしましょう。

 

定番の質問【5】 今までの職務経歴を教えてください

転職の場合、今までの職務経歴を質問されます。
面接官が質問する意図は、以下の3点です。

  1. 職種や実績・スキルを知りたい
  2. 上記実績が自社に活かせるかを知りたい
  3. 配属先や任せる仕事や職種を検討したい

この3点をふまえて、面接官が望んでいる回答を行いましょう。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 応募先で必要とされるスキルや実績を中心に話す
  2. 数字で表せる実績があれば話す
  3. どんな貢献ができるのかを話す

今までの職務経歴や実績をすべて細かく話す必要はありません。
応募先の職種に関することを中心に、要点を絞って話しましょう。

「こんな仕事をしました」

事実を伝えるだけでは説明が弱いので、可能なら数字で表せる実績を出します。
あわせて過去の職務経歴から、どんな貢献ができるのかを最後に付け加えましょう。

 

面接での回答例

以下、職務経歴の回答例です。

私は1社目が広告会社、2社目は通販サイト会社で、合計5年間Webサイト制作を中心に携わってきました。

広告会社で得たキャッチコピーや配置デザインのノウハウを通販サイトに使用したところ、月平均10〜15%前後の売上アップに貢献できました。

今後はBtoC向けサイト制作だけでなく、御社の強みであるBtoB向けサイトにも、私のノウハウを活かして貢献できればと思っています。

職務経歴から活かせるスキルがあれば、あわせて話すのがコツです。

 

定番の質問【6】 退職した理由は何ですか?

退職後に転職活動している場合、

「何か問題を起こしてリストラされたのでは?」
「採用してもスグに退職するのでは?」

と面接官は思っています。
いろんな理由や事情があるにしても、ポジティブな回答を心がけましょう。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 自信を持ってポジティブに答える
  2. グチや批判・暴露話は言わない
  3. ネガティブな内容は表現を変えて説明する

とくに退職に至った内部事情のリアルな暴露話や、特定の個人や会社の批判は絶対にNG!
諸事情はあったとしても、別の表現で回答するのがコツです。

退職した理由を自信なく話すと、「何か言えない事情があるのでは?」と怪しまれるので要注意!

 

障害や病気が原因で退職した場合の回答例

現在の体調を説明し、仕事に支障が出ないのであれば、それを伝えましょう。
また、こういった方法や対策を取れば、仕事ができるという代替案もあれば、それもしっかり伝えます。

障害による病気の体調悪化が原因で退職しました。

療養中のスキマ時間を活用し、プログラミングスキルを磨いていました。
現在、病気は改善し投薬治療は継続しているものの、健康状態には問題ありません。

前職そして療養中で学んだスキルを活かして、御社に貢献したいと考えております。

療養中に仕事に関する勉強をしていたら、その点を伝えると印象がよくなります。

 

人間関係や会社環境・待遇などが原因で退職した場合の回答例

いくら不満があったとしても、露骨なグチや名指しで批判するのは絶対にNG!
ネガティブな内容をポジティブに表現するのが大切です。

前職では、法人のアフターフォローやサポートを行っていました。
丁寧な対応を心がけた結果、サービスを継続して利用していただける得意先が増え、喜びと同時にやりがいを感じていました。

しかし、経営方針の転換により、大幅な人員削減がありました。
その結果、1社1社に対し細やかなサポート対応ができず、結果として多くのお客様が離れて行ってしまいました。

御社の迅速なアフターフォロー、サポート品質の高さは、かねてより存じておりました。
そのような御社で、私のスキルやノウハウを活かし、貢献できたらと思い退職を決意しました。

リストラで仕事が多忙になり退職したことを、やんわりと表現した回答例です。

 

定番の質問【7】 何か質問はありますか?

面接の最後で、このような逆質問を聞かれます。

「特に質問はありません」

このように答えてしまうと、興味がないと思われてしまい、採用を見送られるおそれも!
この逆質問こそ、入社したい熱意や自己アピールできるチャンスです。

ここでは、NG・おすすめの逆質問を紹介します。

 

NGの逆質問

以下3つの逆質問は避けましょう。

  1. 応募先のサイト・求人票に書いてある内容(社風、従業員数、沿革など)
  2. 漠然とした質問(仕事でやりがいはありますか?)
  3. 待遇の質問(給料、休暇日数など)

 

おすすめの逆質問

以下3つがおすすめの逆質問です。

  1. 入社に際してどんな勉強(資格取得)をすればいいでしょうか?
  2. 1日の仕事のスケジュールを教えていただけませんか?
  3. (職種)で成果を出している方はどんな特徴がありますか?

このような入社後に即戦力となれる、貢献する意思を見せられる逆質問がおすすめです。

面接官が回答しているときに、可能なら手帳を出して、メモするようにしましょう。

 

【全5つ】障害者に特化した質問と回答例

障害者枠で応募した場合、必ず障害に関する質問をされます。
障害や病気の内容を話す場合、以下の3点をおさえて、面接対策を行いましょう。

  1. 障害や病気の内容をわかりやすく話す
  2. 話せる範囲ですべて話す
  3. 誇張したり隠したりせず正直に話す

採用されたいがために、障害や病気の内容を隠すのはNGです。
入社後、障害を理解されず配慮や協力を得られず、早々に退職することが実際に多く発生しています。

こうならないためにも障害の内容は、話せる範囲で正直に回答することが大切です。

 

障害者向け質問【1】 障害の詳しい内容や障害者となった経緯を教えてください

障害者枠の面接で必ず聞かれる質問です。

この質問に対し、以下のような考えで回答を作成するのはNGです!

「障害者枠での応募だから、自分の障害は理解されているだろう」
「障害の等級や病名を話しておけばいいだろう」

なぜなら面接官は健常者の方が大半だからです。
そのため障害の病状や程度、日常生活にどのくらい支障があるかは、わからないのが現状です。

まずは自分自身の障害を詳しく理解し、面接官にわかりやすく説明する必要があります。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 障害や病気の内容をわかりやすく伝える
  2. 現在の健康状態を伝える
  3. 障害があっても仕事ができることを伝える

障害の等級や病名だけを説明しても、面接官はわかりません。
だからこそ、採用側でどんな配慮が必要なのかがわかるように詳しく説明します。

 

面接での回答例

以下、障害の種類や状況、経緯をわかりやすく説明した回答例です。

私は32歳のときに車の事故により、両目の視力を失い、視覚障害1級の認定を受けました。
目を開けると光は感じるものの、文字や顔、物体を認識することはできません。

視力以外どこも問題はなく、現在抱えている病気もなく健康です。
電話対応も健常者と同じく対応でき、読み上げソフトを使用すれば、メール対応や文書作成も可能です。

自分の障害や病状をわかりやすく伝え、どうすれば仕事ができるのかを伝えましょう。

 

障害者向け質問【2】 障害をどう仕事に活かしましたか?

この質問には以下3つの意図があります。

  1. どんな仕事ならできますか?
  2. 障害とどう向き合ってきましたか?
  3. 障害をどうやって克服しましたか?

このような意図を理解したうえで、障害があっても仕事ができることを説明しましょう。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. ミスしないように努力していること
  2. 仕事をするうえで工夫していること
  3. 不可能を少しでも可能にしていること
障害があっても工夫して仕事をこなしてきた、乗り切ってきたことをアピールできるようにしましょう。

 

面接での回答例

以下、障害があっても工夫しして仕事をしたことをアピールする回答例です。

私は発達障害により、ケアレスミスや物忘れを何度も繰り返した経験があります。

それを防止するため、チェックリストの作成や、ボイスレコーダーにメモを残すようにしました。
この工夫や改善を行ってから、ケアレスミスや物忘れが大幅に減少しました。

また、不安や心配により仕事が進まなくなったら、上司や周りのスタッフに相談するようにしています。
指示や確認をしてもらうことで、落ち着いて仕事ができるようになりました。

このような努力や工夫をして、仕事ができることがわかれば、必然的に採用率が高まります。

 

障害者向け質問【3】 ブランク期間がある理由は何ですか?

目安として6か月以上、働いていないブランク期間があると、このような質問をされます。
障害や病気により、やむを得ず休養するのは仕方のないこと。

理由を正直に伝えると同時に、ポジティブな回答を心がけましょう。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 誇張や隠すことはせず正直に話す
  2. 健康面に問題なければそのことを話す
  3. 仕事ができることを話す

自信なく回答すると、ウソをついていると思われてしまいます。
事実は事実と受け止めて、正直に堂々とポジティブに回答しましょう。

 

面接での回答例

以下、ブランク期間の理由を説明する回答例です。

前職で在職中、障害による持病で体調を崩し退職後、6か月間休養していました。
現在は体調も回復し、病院の先生からも、

「復職しても問題ない」

との回答をいただいています。

体調が回復してからは、ビジネス文書の書き方を勉強し、すぐに仕事のお役に立てるように努めていました。

病院の先生からのお墨付きがあれば、その点を伝えましょう。

 

障害者向け質問【4】 残業はできますか?

仕事をする以上、残業だけでなく休日出勤を命じられることもあります。
この質問をされたら、障害や病気、体調や健康面を考慮したうえで、適切な回答を行いましょう。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 制限がある場合には正直に伝える
  2. 健康上問題がなければそれを伝える
  3. ポジティブに伝える

難しい点や考慮してほしいことがあれば正直に話し、こういう条件であれば可能ということを伝えましょう。

 

面接での回答例

以下、条件付きで残業が可能な場合の回答例です。

週に3日、1日あたり2時間までの残業であれば可能です。
長時間の残業が続くと持病により体に大きな負担がかかり、次の日の仕事に影響することがあるためです。

この点をご配慮いただければ残業は可能です。

会社の方針に従うことを伝えたうえで、こちらの条件を伝えるのがベストです。

 

障害者向け質問【5】 配慮してほしい点は何かありますか?

障害者枠の面接で必ず聞かれる質問です。

こういった障害の特性があることを理解してほしい。
協力やサポートしてもらいたい点がありましたら、遠慮なく正直に話しましょう。

遠慮して話さないと、満足する配慮や理解を得られないので、正直に話すことが重要です。

 

回答作成のポイント

以下の3点をおさえて回答を作成しましょう。

  1. 障害により仕事に影響が出る内容を話す
  2. 入社に際して事前に準備や対応してほしい内容を話す
  3. 通院による休暇や勤務時間で配慮事項があれば話す

まずは障害があってもできること、反対にできない・苦手なことを理解することが重要です。

 

面接での回答例

以下、配慮をお願いする回答例です。

発達障害により、同時にたくさんの仕事や、急な割り込みの仕事を行うことが苦手です。
そこで優先順位をつけていただき、一度に1つずつの仕事をいただけるよう、配慮していただければ幸いです。

一方的にお願いするのではなく、こういった配慮をしてもらえれば仕事ができる、という伝え方にしましょう。

 

定番の質問と障害者向け質問の回答を準備しよう

面接で聞かれる定番の質問と、障害者に特化した質問の回答例を紹介しました。

障害者の場合、どうしても採用に対して慎重になりがち。
だからこそ、面接官を安心させるためにも、ポジティブな回答を心がけるようにしましょう。

今回の回答例を参考にして、自信を持ってしっかり答えられるように面接対策を行ってくださいね。