この記事では『身体障害者手帳のデメリット』について紹介する。

このサイトに辿り着いたということは「身体障害者手帳のメリットについてはなんとなく理解している一方で、デメリットについてはよくわからない。」といった課題を抱えているのではないだろうか。

今回、この記事では身体障害者手帳1級を所持している僕自身の体験を通して、身体障害者手帳のデメリットを伝えたい。

そもそも身体障害者手帳とは

身体障害者手帳とは、身体障害者福祉法が定める「身体上に障害がある者」に対して、都道府県知事や指定都市の市長が交付する手帳のことだ。

(※上記写真の手帳は実際に僕が所有している手帳

手帳を所持していることで、法律的に「身体障害者」として区分され、多くのサービスやメリットを受けることが可能となる。

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もし仮に「身体障害者手帳について自分が知りたい情報を集めたいけど、十分に情報が取れるサイトが無い。」という課題を持っている方がいるのであれば、ぜひこちらの記事(『身体障害者手帳とは』)を紹介したい。

身体障害者手帳のデメリット

このトピックでは身体障害者手帳1級を持つ僕の実体験を踏まえながら、身体障害者手帳のデメリットを紹介していく。

就職・就労においてのデメリット

以前一般枠での就職を目指し就活をしていた時のことだ。

思い切って面接官に身体障害者であることを打ち明けた。

そうすると「体調や状況にもよりますが、一般枠での採用はもしかしたら難しいかもしれませんね。責任を負わせられないので。障害者雇用枠を検討してみてはどうでしょうか。」との返答があった。

確かに、いつ体調を崩すかわからない人を採用するのは企業としてはリスクだ。だからこそ理解はできる。

しかしながら、当時は納得することができず「言わなきゃよかった…。」と後悔したものだ。

就職や就労において身体障害者であることをカミングアウトすることでデメリットを被ることがあるので注意して欲しい。

就労なら障害者雇用や特例子会社を考えるのも手だ

障害者が一般枠での就職を目指す際、障壁があるのは事実だ。

ならば、障害者雇用(障害者の雇用を守る制度)を利用する、あるいは特例子会社(障害者の就労を守るための会社)に就職するのも1つの手だろう。

※特例子会社についてはこちらの記事(『特例子会社とは?メリットやデメリットを紹介』)を確認して欲しい。

もしそのような選択をした場合には、僕が感じたようなデメリットは感じずに済むだろう。

もし特例子会社への就職や転職を目指すのであれば、一度こちらの記事(『あなたにとって最高の就労を一緒に見つけたい』)にも目を通して貰いたい。

きっとあなたの役に立つだろう。

友達との間で生じるデメリット

当時学生だった僕は、ある日身体障害者手帳を廊下に落としてしまった。

それを拾った友人に感謝の気持ちと、自分が身体障害者である事実をカミングアウトすると「やばくね!お前の親かわいそうだな」と言われたのだ。

当時まだ、自分の病気や障害を克服しきれていなかった僕にとっては本当にショッキングな出来事だった。

身体障害者であることをカミングアウトする時には、”伝える相手“や”伝える言葉“を選ぶ必要があると痛感した瞬間だ。

持ち運びがめんどくさい

身体障害者手帳は結構なサイズだ。

もしかしたら、PASMOやSUICAのようなものを想像している人もいるかもしれないが、大間違いだ。

(※左は僕が所持している手帳、右はPASMO

実際には、PASMOの1.5倍くらいのサイズを想像すると良いだろう。

持ち運びする際、非常に不便だ。
ちなみに僕の場合は、長財布のお札を入れる所に手帳を入れて持ち運んでいる。

身体障害者手帳がカード化

障害がある人が持つ「身体障害者手帳」と「精神障害者保健福祉手帳」が来年度から、希望者にはカードで交付されるようになる。紙製より耐久性があり、持ち運びに便利なカードへの変更を求める声が上がっていた。

参考 : 毎日新聞

来年度(2019年度)より、希望者には身体障害者手帳がカードで交付されるようになる。

実際に持ち運びがめんどくさかった身体障害者手帳だけに、非常に嬉しい出来事だろう。

身体障害者手帳はうまく使えばメリットにもなる

さて、ここまで身体障害者手帳のデメリットを紹介してきたが、もちろんメリットもたくさんある

この記事で身体障害者手帳のメリットを紹介すると長くなるので割愛する。
もし興味のある人がいたらぜひこちらの記事(『【体験談】身体障害者手帳のメリットを紹介』)を確認して欲しい。

身体障害者手帳のデメリットまとめ

いかがだっただろうか。
今回は、身体障害者手帳のデメリットについて紹介した。

確かに身体障害者手帳はうまく利用しなければデメリットになってしまう場合もある。

しかしながら、メリットもたくさんあることを忘れてはいけない。

身体障害者手帳をうまく使いこなすために、改めてこちらの記事(『【体験談】身体障害者手帳のメリットを紹介』)を紹介する。

ぜひ機会があれば目を通して貰いたい。

ABOUT ME
渡邉まさる
先天性内部機能障害 / 身体障害者手帳1級所持 / うつ病の闘病経験 / 青山学院大学在学中にRepeL, Inc.を創業 / 個人ブログはこちら

 

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